お知らせ
NPO法人ソルウェイズ内に、人材育成センターを設立しました!

「ケアが必要な子どもがいるから働けない」
「子どもの毎日をあきらめてほしくない」
NPO法人ソルウェイズは「どんな重い障がいがあっても、地域で生きることができる社会」を目指し、2017年に活動を始めました。
その取り組みの中で、専門性のある人材を継続的に育て、地域とつながる仕組みの必要性が高まっています。
現場の声と地域の期待を受け、採用・研修・人材育成を一体的に進める「人材育成センター」が、2025年度に誕生しました。
人材育成センターとは
人材育成センターは、法人内の人材育成を総合的に担う部門です。
採用から研修、評価、配属までの流れを一本化し、職員一人ひとりが成長し続けられる環境を整えることで、安定的に質の高い支援を提供することを目的としています。
また、地域や他団体との連携を通じ、学びの場を法人の外にも広げ、地域全体の支援力向上にも貢献していきます。
開設までの経緯
人材育成センター設立のきっかけは、現場から寄せられた「人材の入れ替わりが支援の質に影響する」という声でした。
また、子どもたちが安心して過ごすことができるように、より専門的な支援ができる人材を増やしたいという想いが高まっています。
さらに、2025年に「こども未来支援拠点 あいのカタチ」を開設し、法人全体のスタッフが130名近くまで拡大する中で、様々な専門職や複数の事業所が活動する組織となりました。
この規模拡大により、支援の質の向上、知識・技術の平準化、事業所間の連携を図ることが必要になったのです。
現場の課題、子どもたちへの想い、組織の成長という三つの要因を受け、2025年に研修体系案や評価基準の策定、面接評価基準の統一、ハイブリッド研修体制の基盤整備を進め、2026年度から本格的な稼働を目指しています。
役割と活動
人材育成センターは、次の4つの柱で活動していきます。
1)研修の企画と実施
必須研修と専門研修を体系化し、年間計画に基づいた研修を展開します。
オンラインと対面を組み合わせた学びの場を整え、現場に直結するスキルアップを実現していきます。
2)地域との交流・連携
地域の団体や専門職と合同で研修や情報交換会を企画し、支援ネットワークを広げていきます。
地域全体で支援を育む体制づくりを進め、ゆくゆくは北海道内外へのモデル構築を目指します。
3)人材育成サポート
中堅職員を対象としたリーダー研修や、メンター制度を新たに整備します。
次世代リーダーを現場から育てる仕組みをつくり、支援者が安心して成長できる環境を築いていきます。
4)情報発信と啓発
SNSやホームページを活用し、研修や活動の成果を発信していきます。
取り組みを広く伝えることで、地域に人材育成の輪を広げ、法人の信頼性とブランド力を高めていきます。
今後のビジョン
子どもたちが地域で安心して自分らしく生活できるよう、成長段階に応じた専門的な支援が提供できる人材の育成に取り組んでいきます。
地域や行政、教育機関と連携し、研修や教育を通じて人材の専門性向上を支え、循環型の人材育成の仕組みを構築し、北海道全域や全国に広がるよう取り組んでいきます。
人材育成センター
センター長 田邉拓矢
メール:centre@solways.or.jp